311 / 311
3rdアルバム。そのジャケットから通称「ブルーアルバム」と呼ばれるセルフタイトル作で、1st「Music」から実践してきたサウンドの完成形的な内容となっている。(実際、次作「Transistor」から雰囲気が少し変わってくる。)1曲目「Down」はストレートな作りと太いグルーヴが心地良く、この曲がヒットしたことによりバンドの知名度が上がった。本作までの3作品に共通して言えることだが、ダブルストロークを多用したチャド・セクストン(Ds)のタイトで軽やかなドラミングが最高に気持ち良く、そこにスラップベースやツインボーカルが絡んでくるのだから、もう言うことなしの盛り上がりである。ただ、本作でのベースプレイはちょっと堅実な感じがするが。