THE GATHERINGやWITHIN TEMPTATIONらに続いて登場したオランダのゴシックメタルバンド、AFTER FOREVERによる1stアルバム。フロール・ヤンセン(Vo)の清らかな女性ボーカルとサンダー・ホマンス(G/Vo)のデスメタル系男性ボーカルが織り成す美女と野獣（？）的な音世界が魅力のバンドで、オペラチックな面も見せるフロールの歌声とシンフォニックな音作りが非常に印象的である。そして、それらに負けないメタリックなギターリフが芯の通った力強さを保持しているため、楽曲にエッジが効いて輪郭がボヤけない。サンダーがメインで歌う部分など、一瞬DIMMU BORGIRあたりを連想させるような雰囲気もあったりして…まあブラックメタルっぽくはないが…しっかりメタルしている。お薦め！