ANGRA / Temple Of Shadows
ブラジルの至宝、ANGRAの5thアルバム。エド・ファラスキ(Vo)加入後2作目となる本作は新生ANGRAの真価が問われる作品となるのだろうが、いやはや…恐れ入る完成度の高さを誇っている。今回は十字軍という宗教的なテーマで一貫したコンセプトを持たせており、聴けばすぐにANGRAと判るアグレッシヴかつシンフォニックなパワーメタルサウンドが展開されている。キコ・ルーレイロ(G)とラファエル・ビッテンコート(G)のツインギターも相変わらず秀逸で、複雑なプレイを存分に聴かせてくれる。アンドレ・マトス(Vo)時代も含め、全くクオリティを落とすことなく常に素晴らしいアルバムを作り上げてきた彼らの才能は計り知れない。脱帽!