ロサンゼルスを拠点に活動しているラテン系ニューメタル～メタルコアバンド、ANKLAの1stアルバム。2004年に解散したプエルトリコ出身トライバルヘヴィミクスチャーバンドのPUYA、その中心人物であったラモン・オルティズ(G)がPUYAの解散前から始動させていたのがこのANKLAである。その音楽性は概ねPUYAを受け継ぐもので、パーカッションを絡ませながら重低音の効いたリフがよく練られたリズムに乗って突き進む。モッシュを誘発しそうなノリが多くを占めるが、その中で意表を突くブラストビートも面白い。ボーカルはハードコアタイプだが、たまにクリーンヴォイスで歌われる部分もアリ。例えばILL NINOのようなラテンフレーバーの激音が好きな人には十分アピールできる内容だ。PUYAと併せてお薦め！