ANNIHILATOR / All For You
カナディアンスラッシュ~ヘヴィメタルの大御所、ANNIHILATORの10thアルバム。今作もジェフ・ウォーターズ(G)の独特な個性がしっかり表現されており、たまに見せるコミカルな面もまた健在である。彼が作るリフは常に強力なインパクトを放っていて、その魅力にハマっている人なら完全にヒットしそうな出来映えだ。尚、脱退したジョー・コミュー(Vo)に代わって加入した新人のデイヴ・パッデン(Vo)は、クリーンヴォイスからアグレッシヴなダミ声まで幅広く歌いこなす実力派。ドラマーは3rdアルバム「Set The World On Fire」で叩いていたマイク・マンジーニ(Ds)が再び加わっている。ちなみにベースはジェフ自身がプレイ。個人的には、1st~3rdアルバムに並んで好きなアルバムとなりそうだ。