ANTHRAX / Spreading The Disease
ニール・タービン(Vo)とダン・リルカ(B)が脱退、ジョーイ・ベラドナ(Vo)とフランク・ベロ(B)が加入しての2ndアルバム。この確かなボーカル技術を備えたジョーイ・ベラドナの加入がバンドの質を格段に押し上げたのは間違いない。前作「Fistful Of Metal」からグッとスラッシーさを増した演奏とメロディアスなボーカルの組み合わせが非常に気持ち良い作品に仕上がっている。2曲目「Lone Justice」のイントロのベースプレイが何となくダン・リルカっぽかったりするが、そのフランク・ベロの力強く生き生きとしたベース捌きはANTHRAXの個性として定着していく。ちなみに、ダン・リルカ(B)はその後NUCLEAR ASSAULTを結成し、ニューヨークスラッシャーとして活躍する。