7thアルバム。ダン・スピッツ(G)が脱退、新たなリードギタリストを迎えることなく4人編成で制作された本作は、 ジョン・ブッシュ(Vo)加入2作目ということで彼自身ANTHRAXの顔としては馴染んできたものの、バンド的にはスラッシュメタル要素がさらに薄まっている。時代を反映した作風とも捉えることはできるが、スコット・イアン(G)とチャーリー・ベナンテ(Ds)の身体の芯から滲み出るものだろう、ANTHRAXの持つ独自のグルーヴ感は依然として失っていない。ジョン・ブッシュ体制の作品としては悪くない。尚、リードギターに関しては、アディショナルメンバーとして主にポール・クルック(G)がプレイしているが、2曲目「Fueled」と3曲目「King Size」ではPANTERAのダイムバッグ・ダレル(G)がゲスト参加している。

＜Track 2＞Fueled

＜Track 7＞Nothing