元々ハードコアパンクをルーツとしながらも白人ヒップホップの一大センセーションを巻き起こしたBEASTIE BOYSの4thアルバム。ウッドベースやフルートなどを使用したグルーヴィーでジャジーなサウンドであったり、ファンキーでラテンなリズムであったり、そんな音をバックに3MCで展開されるこのオールドスクールな掛け合いラップは、もう技術云々で語るものではない。一聴して判る、このスタイルこそが彼らのカラーであり人気の源なのである。また、彼らのルーツを思わせるパンキッシュな疾走ショートナンバーなんかもしっかりと収められている。決して単なるヒップホップアルバムなどではなく、様々な音とリズムが見事に融和しているところにも注目したい偉大なクロスオーヴァーミュージックの名盤だ！

＜Track 1＞Sure Shot

＜Track 6＞Sabotage