ポーランドのブラック～デスメタルバンド、BEHEMOTHの5thアルバム。元々ブラックメタルバンドとしてスタートした彼らだが、前作「Satanica」からはデスメタルスタイルへのアプローチを見せはじめる。本作で聴けるサウンドも、やはりブラックメタル的要素がブレンドされたデスメタルという感じである。無駄に多くのフレーズを乱発せずしっかり厳選されたリフとブルータルなドラミングによってインパクトある楽曲が組み上げられており、メロディアスなギターソロがまたいい味を出している。結構テクニカルな印象を残す部分もあったりして、楽しめるポイントは意外と多い。ちなみに11曲目が終わった後から22曲目までは無音状態で、23曲目から4曲が収録されている。総じてクオリティの高いデスメタルアルバムといえるだろう。