4thアルバム。ドゥームの下地に70年代ブリティッシュハードロックを練り込んでいくスタイルは、本作でもしっかり推し進められている。作品としては前作「The Carnival Bizarre」と近い雰囲気を持っており、お得意のヘヴィーシャッフルナンバーなんかも収められているが、例えば前作でいうと「Hopkins」や「Utopian Blaster」のような目立つ楽曲は特に見当たらない。2曲目「Urko’s Conquest」はミドルテンポで普通に考えればさほど速くはないのだが、意外と疾走感があって（CATHEDRALに疾走感という言葉は不似合いだが…）気持ち良い。8曲目「Suicide Asteroid」も比較的ご機嫌なノリの良いナンバー。ただ、アルバムとしては印象の薄さを否定できない。