“Experimentations In Punk-Funk-Rap Madness”とデヴィッド・フュージンスキー(G)が掲げる本作は、1996～1998年の間に彼とその仲間たちによってレコーディングしておいたものをまとめたアルバム。音楽性はまさにその言葉通りで、彼の唯一無二のセンスがぶちまけられたミクスチャーなサウンドとなっている。ジャズ・ファンク・ラップ・ロック・パンクなどの要素が、フュージンスキーというグルーヴの壷の中で混ぜられて新鮮なまま収められている。SCREAMING HEADLESS TORSOSが好きなら十分楽しめるであろう内容（SCREAMING～の楽曲なども登場）だが、ギターサウンドはこちらの方が多少荒々しくて生々しい。ラップを中心としたボーカルと若干風変わりなギターフレーズが気持ち良いお薦めの1枚。