DEATH / Symbolic
6thアルバム。ドラマーは引き続き超人ジーン・ホグランで、他のメンバーにはボビー・コールブル(G)とケリー・コンロン(B)を迎えている。複雑ながらも洗練された感があり、全体的によくまとまった作品だ。ヘヴィメタル然とした音作り&プレイに幾分傾いているので、メタル好き全般にアピールできる内容だろう。これまでのアルバムの中でも最もメロディアスでキャッチー(という言葉は似合わないが…)である。それでもこのメロディーは完全にDEATH以外の何ものでもなく、一聴して彼らと判るものだ。ちなみに、本作でジーン・ホグランはM-14 SHELLという、戦車の大砲に使用される砲弾の薬莢を改造した独自の打楽器を使っている。これからDEATHを聴いてみようという人は本作から入ってもよいのではないだろうか。