ELVENKING / Wyrd
イタリアのフォークメタルバンド、ELVENKINGの2ndアルバム。パワーメタリックなサウンドにヴァイオリンが絡むという彼らのスタイルは、イギリスのベテランフォークメタルバンドSKYCLADに近い雰囲気を持っている。ただし、独特なボーカルによって唯一無二の存在感を放つSKYCLADに比べ、こちらはいかにもパワーメタルな感じのするボーカルであるため、意外と普通やな~なんて思ったりも…まあ、逆に言えば取っ付きやすい。とはいえ、要所要所にフォークメロディを配して上手くメタルサウンドに馴染ませているところなどはさすがだ。また、ジャーマンメタル的な薫りも強い。全体的にヴァイオリンがフィーチャーされているのはもちろんのこと、メタリックなギターソロが結構一生懸命頑張っていたりする曲もあってなかなか面白いアルバムだ。