EXHUMED / Anatomy Is Destiny
デスメタルの特殊系とも言えるゴアメタルというジャンルを世に広めたEXHUMEDの3rdアルバム。ニール・カーノンのプロデュースで一層整合感を増した本作は賛否両論ありそうだが、CARCASSの3rdアルバム「Necroticsm~」の演奏をしっかりさせたような感じ(笑)と言えばイメージしやすいだろうか。まあ、とにかくそれが意図的か否かに関係なく、サウンドやフレーズなど全体的にCARCASSからの影響が色濃く映し出されていることは間違いない。つまりはカッコ良いってことなのだが。2種類のスタイルを使い分けたデスボーカルやスラッシーに刻まれるリフそしてメロディアスなギターソロなど、ゴアメタルファンには少々物足りないかもしれないが純粋にメタルとしてカッコ良いと感じられる要素が多分に含まれている1枚だ。