EXODUS / Tempo Of The Damned
とうとう完全復活を果たしたベイエリアスラッシュメタルバンド、EXODUSの6thアルバム。とにかく感動の一言。スティーヴ“ゼトロ”サウザ(Vo)はかつてないほどに激しく歌い叫び、トム・ハンティング(Ds)が叩き出すリズムは非常にタイトでアグレッシヴ、そしてゲイリー・ホルト(G)&リック・ヒューノルト(G)のH-チームが弾き出すリフには激烈なパワーが込められている。これらが整合感ある1つの音塊となり、聴く者に有無を言わせない説得力を伴なって体当たりしてくる。まさに10年以上前にタイムスリップしたかのような純度100%のEXODUS流スラッシュメタルがここにはある。決して時代に迎合しない戦慄のベイエリアクランチ、しかし明らかにこれは2004年という時代に受け入れられるサウンドである。当然必聴!