いきなり個人的な話だが、最後にロシアンアーティストのCDを買ったのはGORKY PARKの2ndだったから（笑）、本作はちょうど20年ぶりに購入したロシアのバンドの作品となる。で、内容はトランスビートのプログラミングサウンドありきでそこにディストーションギターをフィーチャーしているという感じの音だ。そのギターサウンドはニューメタル〜メタルコアな様相で、薄っすらエフェクトをかけられたメロディアスなボーカルラインとニュースクールハードコア系ボーカルの組み合わせが尚更メタルコアっぽさを形作る。そんなところにピコピコとダンサブルな電子音やらクリスタル感ある打ち込みフレーズなどが、思いのほか大きなボリュームバランスで加わるから意外と面白い。たまーにLINKIN PARK風味だったりも。ありそでなさそなこのアプローチ、更なるブラッシュアップを期待したい。