ビルボード49位を記録した、彼らの代表作といえる3rdアルバム。まずオープニングナンバー「Fight The Youth」の、プログレバンドかと思わせるようなイントロが強烈な印象を与える。実際、この曲にはIT BITESな雰囲気も感じる。アルバム構成は、ほぼ1曲おきにショートトラックを挿むような形で全18トラックとなっている。ソウルフルなボーカルとホーンセクションが巧みなリズムに乗って展開される様はとても生々しく、ファンクやスカとロックのクロスオーヴァーならではのパワフルで軽快なノリが楽しめる。ギターはメタリックな音作りでハードなリフを弾いたり、クリーントーンでのカッティングプレイを織り交ぜたりと大忙し。パンキッシュな疾走ナンバーからピースフルなナンバーまで、FISHBONEという背骨が全体を貫く楽しい作品だ。

＜Track 12＞Everyday Sunshine

＜Track 18＞Sunless Saturday