FROM AUTUMN TO ASHESの4thアルバム。濁声ボーカルを担当していたベンジャミン・ペリー(Vo)が脱退したことによりドラム兼クリアボーカル担当のリーダーであるフランシス・マークがボーカルに専念、新たにドラマーを加入させるという変則的なメンバーチェンジを行なって制作された本作。ということで前作よりもさらにソフトな仕上がりになっているのかと思いきや、1曲目の頭からフランシスの激情スクリームボーカルが炸裂しており、メタリックな演奏も含めて断然激しさを増しているのである。THRICEの2nd～3rdあたりに近い感じといえるだろうか。もちろん、従来のメロディアスなボーカルもしっかり多用されていてキャッチーさも抜かりなく兼ね備えているという、作曲面の成長も見逃せない。これまでの3作品を大きく上回る秀作だ！