HELLOWEEN / Gambling With The Devil
ジャーマンメタル界のロングランナー、HELLOWEENの12thアルバム。プロデューサーに引き続きチャーリー・バウアファイントを迎えて制作された本作は、全体的にエッジを際立たせた音作りで非常にクリアな印象を受ける。今作では、各パーツ毎に細かくみると結構アイデアを捻り出してきたなという感じで、聴く前からだいたい想像できてしまういつものアルバムよりも好感が持てる。まあ「斬新」なレベルではないが。。メロディに関してもHELLOWEENらしい特性は出しつつも使い回し感はあまりなく、前作で表れ始めたマンネリ脱却の傾向が更に進んだ形となった。これは意外と大きな進化かもしれない。