KAMELOT / Black Halo
ノルウェー人ボーカリストのロイ・カーンを擁するフロリダのヘヴィ~パワーメタルバンド、KAMELOTの7thアルバム。前作「Epica」に引き続き今作もコンセプトアルバムということで、ストーリー的には前作の完結編となっている。本作の特徴としてはギターサウンドがより前面に出てきており、かつ質感自体がヘヴィになっていることが挙げられる。したがって以前よりもアグレッシヴな印象が比較的強く残るかもしれない。本来から持ち併せていたプログレッシヴな面もしっかり表現しつつ、さらに上を目指したことが窺える本作の雰囲気はいかにもKAMELOTらしく、トーマス・ヤングブラッド(G)の才能が光っているとも言えよう。ファンの期待を裏切らない出来映えだ。