デンマークを代表するヘヴィメタルバンド、KING DIAMONDの3rdアルバム。今回はキング自身が主人公のホラーストーリーとなっており、前作「Abigail」にも負けず劣らずの名盤級の完成度を誇っている。マイケル・デナー(G)とティミ・ハンセン(B)の脱退により、元MERCYFUL FATEのメンバーはキング・ダイアモンド(Vo)のみとなったが、新加入のピート・ブラック(G)とハル・パティーノ(B)という若い血の導入によってさらに洗練された素晴らしい作品となった。オカルティックなボーカルスタイルとロブ・ハルフォードばりのハイトーンボーカルを使い分け、凝った楽曲を見事に歌いこなすキング・ダイアモンド(Vo)の才能が堪能できる。前作「Abigail」とともに本作も必聴のメタルバイブルだ。

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