11thアルバム。常に新たな試みに挑戦する彼らは、前作「The Path Of Totality」での大胆な打ち込みサウンド導入でいつものように賛否両論を生んだが、続く本作は比較的すんなりと受け入れられそうだ。これまでに試みてきた様々な要素を散りばめながらも、3rd「Follow The Leader」や6th「Take A Look In The Mirror」に強く現れていたキャッチーさを併せ持っており、彼らとしては珍しく集大成的な内容になっている。ヘッドことブライアン・ウェルチ(G)のバンド復帰によって再びツインギター体制となったことは、本作のリフの組み立てにも大きく影響しているようだ。フィールディー(B)の程好いバキバキ感とこれまた程好い打ち込み音、そして成長し続けるジョナサンの歌声も相まって更にスケールアップしたKORNサウンドを楽しめる。いまだに初期2作のみを良しとする頑固者以外にはオススメ！

＜Track 2＞Love & Meth

＜Track 7＞Never Never