KRISIUN / Assassination
ブラジルが生んだ高性能重戦車トリオ、KRISIUNの6thアルバム。いわゆるブルータルデスメタルと呼ばれるスタイルなのだが、そこらへんの同類バンドとは音粒の重さが違う。特にバスドラなどは、1音1音が空気を振るわせズッシリと響いてくるのが分かって気持ち良い。長男モイゼス(G)のギタープレイも安定感抜群で、重厚かつ殺傷力の高いリフ、はっとさせられるソロともに素晴らしいセンスとテクニックを余すところなく発揮している。前作同様、楽曲やサウンドプロダクションなど含めて完成度は高く、知名度以外は名立たるバンドにも全く引けをとらない…というかむしろ上回っているのではないだろうか。いやはや、末恐ろしい3兄弟だ…