デスメタル界のベテラン、MALEVOLENT CREATIONが放つ初のライブアルバム。2003年9月に南アメリカをツアーした時のライブ音源だが、ここでドラムを叩いているのはデイヴ・カルロス(Ds)でもジャスティン・ディピント(Ds)でもなく、なんとex-ANGEL CORPSE～NILEのトニー・ラウリーノ(Ds)。録音状態は良好で、各楽器がバランス良く非常にクリアなサウンドで収められている。全15曲中、2nd「Retribution」と4th「Eternal」からそれぞれ4曲ずつ選ばれており、かなりナイスな選曲となっている。デスメタルが持つブルータリティを生々しくも確かなテクニックで再現しているところなどは、さすが年季の入り方が違うといったところか。ファンならずとも、デスメタルリスナーならばこれは無視できないハズだ！