MALEVOLENT CREATION / Warkult
90年代初頭からアメリカンデスメタルのスタイルを貫いているMALEVOLENT CREATIONの9thアルバム。前作「The Will To Kill」はデイヴ・カルロス(Ds)が不参加ということで、悪くはないものの平凡なデスメタルアルバムだったが、本作では彼が再びドラマーの座に復帰!そうして感じるのが、やっぱりデイヴ・カルロス(Ds)の優れたリズムセンスなのである。なんかこうグッと引き締まる感じがするというか、要はツボをしっかり押さえているということだろう。リズム面の再強化に加えて、今回は前作にも増してロブ・バレット(G)の作曲に占める割合が大きくなっていることも特筆すべき点だ。また、前作から加入したカイル・シモンズ(Vo)もかなりサウンドに馴染んできている。手堅い1枚だろう。