ローランド・グラポウ(G)率いるMASTERPLANの3rdアルバム。ヨルン・ランデ(Vo)とウリ・カッシュ(Ds)という2人の強力なメンバーの脱退は驚きだったが、その後任には負けず劣らずの実力者、RIOTを正式脱退したマイク・ディメオ(Vo)とRAGEを脱退したマイク・テラーナ(Ds)が加入。その結果、より重量感のあるサウンドを築いた本作は過去2作よりもパワフルで聴きごたえのあるメタルアルバムとなっている。ヨルンの美しく纏め上げるボーカルも好きだったが、RIOTで聴き慣れたマイク・ディメオの歌声も妙に溶け込んでいて心地良い。イントロに続く2曲目「Warrior’s Cry」はどこかHELLOWEENっぽかったりして…。総じて素晴らしい作品だ。

＜Track 3＞Lost And Gone