衝撃の解散から約２年、再び衝撃の復活を宣言したデイヴ・ムステイン(Vo/G)が完成させたMEGADETHの10thアルバム。ここには、デイヴ・ムステイン以外に解散前のメンバーは誰1人いない。（クリス・ポーランド(G)が数曲でギターソロをプレイしているが。）しかし、解散前の数作品で聴けたMEGADETHサウンドよりもずっとMEGADETHな音がここにある。ギターリフやソロ、歌声や楽曲が持つ質感まで含めて、久々に躍動感ある生き生きとしたMEGADETHを聴けたな、という感じ。このメロディとヘヴィネスとアグレッションの比率がとてもデイヴ・ムステインらしい、良く出来たメタルアルバムだ。中には「Rust In Peace」っぽい雰囲気を漂わせる曲もアリ。デイヴ・ムステイン＝MEGADETHであることをあらためて世に再認識させる内容だろう。

＜Track 2＞Die Dead Enough

＜Track 10＞Of Mice And Men