ついにマーティー・フリードマン(G)も脱退、代わってSAVATAGEでプレイしていたアル・ピトレリ(G)を加えた体制となった9thアルバム。ドラマーは前作「Risk」から引き続きジミー・デグラッソ。ここ数作の流れでファン離れが加速していたのではないかと思うが（新たなファン獲得もあろうが）、本作は原点回帰を図ったような雰囲気を感じさせながらも、それが中途半端なために結果としてどっちつかずな印象を持つ作品となった。12曲目「Return To Hangar」は、4th「Rust In Peace」収録の名曲「Hangar 18」の続編ということで話題性は高いが、果たしてその期待に応えられているだろうか。。ちなみに、ライヴではこの2曲が続けてプレイされたりする。本作リリース後、同メンバーでのライヴ作品「Rude Awakening」を最後にして、デイヴ・ムステインの解散宣言によりバンドの幕を閉じることになる。（2年後に再始動して10thアルバム「The System Has Failed」をリリース）