デイヴ・エレフソン(B)がバンドに復帰して制作された13thアルバム。デイヴ・エレフソンの復帰は大きな話題を提供したが、さほど作風には影響していない。2004年のバンド再始動以降に共通して見られるMEGADETHカラーを継続しており、相変わらず安定したクオリティーを誇っている。2曲目「Public Enemy No.1」は、 印象的なメロディーと緊張感を煽るコード進行が秀逸。また、7曲目「New World Order」の後半の展開はなかなかスリリングで、前作「Endgame」で聴けた懐かしのスピリットを感じるが、それもそのハズ、この曲は1995年リリースの「Hidden Treasures」（アルバム未収録曲集）にデモとして収録されている、実際に当時作られた曲なのだ。依然としてメタル界をリードする作品である。

＜Track 2＞Public Enemy No.1

＜Track 3＞Whose Life (Is It Anyways?)