METALLICA / …And Justice For All
デビュー当時、世間にスラッシュメタルという言葉を作らせたMETALLICAの4thアルバム。前作に引き続き大作主義は健在で、1曲の長さが7分~9分の曲が多いが、聴いていてその長さを感じさせないのがクオリティの高さを物語っている。非常に硬質な音作りが特徴的で、無機質に刻まれるリフと乾いたドラムサウンドは異質なオーラを放っている。このアルバムのハイライトは「One」である。戦争映画を題材にしたこの名曲には、凄まじい衝撃を受けるに違いない。まさにパーフェクトだ。このアルバムに対する評価は2つに分かれるようだが、私は断然肯定派である。