METALLICA / Master Of Puppets
80年代スラッシュメタルの頂点を極めた、METALLICAの3rdアルバム。ジェイムス・ヘットフィールド(Vo/G)の歌唱力も格段にアップし、楽曲のクオリティも含めて一気にメジャー感が出てきた出世作である。カーク・ハメット(G)とジェイムスの圧倒的にアグレッシヴなギターリフと、クリフ・バートン(B)とラーズ・ウルリッヒ(Ds)の豪快なリズム隊が一丸となって襲いかかってくる。また、アルペジオなどを使って叙情性を持たせるなど、同時期の同郷SLAYERとは対照的な大作主義も見られる。名曲「Battery」で幕を開けるこのアルバムは、今なお彼らの最高傑作との呼び声が高い不朽の名盤だ。