見た目のまま通称ブラックアルバムと呼ばれる、METALLICAの5thアルバム。言わずと知れたスラッシュメタルムーヴメントの立役者である彼らが、他に先駆けてスラッシュサウンドをほとんど捨て去った作品。リリースされた当時は様々な議論を呼んだが、結果的により多くの人々にMETALLICAの名を知らしめることとなり、爆発的なヒット作となった。当時、1曲目「Enter Sandman」は猫も杓子もコピーしていた。スラッシーな攻撃性は影を潜めたものの楽曲自体の完成度は非常に高く、スローナンバーなどでは歌唱力に磨きがかかったジェイムズ・ヘットフィールド(Vo/G)のカッコ良さが目立つ。本作をきっかけに、彼らだけでなくスラッシュメタル界全体に大きな転機が訪れることになるのである。

＜Track 1＞Enter Sandman

＜Track 2＞Sad But True

＜Track 4＞The Unforgiven (Theatrical Version)

＜Track 5＞Wherever I May Roam

＜Track 8＞Nothing Else Matters