MORBID ANGEL / Heretic
デスメタル界の帝王、MORBID ANGELの8作目。彼らの基本的な音楽性はSLAYERと同様、昔から何も変わっていない。今作にもそんなMORBID ANGEL節が詰まっている。聴けばすぐに分かるトレイ・アザトースのギタープレイや、ピート“人間発電所”サンドバルのマシンガンのごときブラストビートは全く衰えることを知らない。ボーカル兼ベーシストがデイヴィッド・ビンセントからスティーヴ・タッカーに替わっての3作目(一時脱退したが)となる今作は、帝王健在をアピールするには十分な内容だ。