NAPALM DEATH / Smear Campaign
グラインドコア界の帝王、NAPALM DEATHの12thアルバム。旧バンドロゴに戻して原点回帰的なパッションを込めた9th「Enemy Of The Music Business」以降というもの、ジェシー・ピンタード(G)の自然離脱などもあったが彼らは再び音楽的絶頂期を迎えている。作風としては前作「The Code Is Red…Long Live The Code」に近く、これまでのNAPALM DEATHを総括したようなエキスが凝縮した内容と言えるだろう。リフやリズムにおけるセンスも相変わらず抜群で、勢いはあるが勢い任せではない楽曲構築力の高さに恐れ入る。そして毎度のことながら、個人的にはミッチ・ハリス(G)の素晴らしいリフプレイとがなり声が最高に好きだ(笑)肉体の暴走を誘う、ツボを押さえたさすがの1枚。マジで良い!