永世中立国スイスからのニューアクト、NEOSISの1stアルバムは要注目！整合感100％ギターのファットなディストーションサウンドが異常に心地良く、FEAR FACTORYなんかを連想させる無機質でタイトでポリリズミックなリフがブリブリと刻まれる。その一方で、ピロピロと流麗なギターソロもフィーチャーされていてハッと耳を奪われる。ボーカルは、メロディアスでアトモスフェリックな部分とメタルコアな濁声の部分をこまめに使い分けており、単調にならないよう工夫されていると感じる。このメロディアスな歌メロが意外とキャッチーでなかなか良い。また、シンセによる近未来チックな味付けが随所に散りばめられていて、アルバム全体のカラーリングに役立っている。第一印象としては、INTO ETERNITYのインダストリアル版という喩えが近いかもしれない、今後が楽しみなバンドである。