NEVERMORE / This Godless Endeavor
メタル界において特異な存在感を放つNEVERMOREの6thアルバム。セカンドギタリストとしてスティーヴ・スマイス(G)が正式加入し、再びアンディ・スニープのもとでソリッドなサウンドを蘇らせた本作は、周囲の予想通りというか本人たちの思惑通り、彼らの魅力を最大限に引き出すことに成功している。同じくアンディのプロデュースで傑作となった前々作「Dead Heart In A Dead World」に近い独特な空気が全編に張り詰めており、緊張感を保ちつつ類稀なるメロディセンスが存分に発揮されたメタルサウンドを呈している。毎度のことながら、個性的で素晴らしいウォレル・デイン(Vo)の表現力とジェフ・ルーミズ(G)のアグレッシヴで絶妙なフレージングは必聴!またここに傑作が誕生した。