NIGHTWISH / Dark Passion Play
6thアルバム。ターヤ・トゥルネン(Vo)の脱退というショッキングなニュースののち、オーディションによって選ばれたアネット・オルゾン(Vo)が加わっての初作品。いきなり約14分の大作で始まるが、多彩な音像とドラマティックな展開はまるで映画を観ているような感覚になる。オペラチックなソプラノヴォイスのターヤと違って、ストレートな歌唱を聴かせるアネットのボーカルは、初聴こそムムっと思ったが何度か聴いているうちに違和感無く耳に馴染む。ここ2作ほどでNIGHTWISHのカラーが安定してきており、本作でもそこはブレていない。北欧バンドの持ち味がよく表現されているのではないか。5曲目「Master Passion Greed」はマルコ・ヒエタラ(B/Vo)がリードボーカルをとっている。ちなみに、リミテッドエディション盤はアルバム収録曲のオールインストゥルメンタルバージョンディスクとの2枚組となっている。