PARADOX / Electrify
復活作として3rd「Collision Course」をリリースしてから早くも8年が経過。。この間、中心人物であるチャーリー・スタインハウアー(Vo/G)自身とその身辺に多くの災厄が襲いかかったようで、8年もかかったというよりは、よくぞ新作を仕上げてくれたという感じの4thアルバム。前作からの時の経過を感じさせない内容で、アグレッシヴかつドラマティック、ヨーロピアンテイスト漂うメロディアスなスラッシュメタルを聴かせてくれる。少しパワーメタルっぽい展開などは、いかにもPARADOXらしい不変要素だ。過激さを追い求める向きには少し物足りないかもしれないが、非常にバランスの良いメタルアルバムだ。