PRONG / Carved Into Stone
トミー・ヴィクター(Vo/G)率いる、というか≒PRONGの9thフルアルバム。今回はメンバーを一新、3 INCHES OF BLOODの2nd「Fire Up The Blades」で叩いていたアレクセイ・ロドリゲス(Ds)と、STATIC XをメインバンドとしつつもMINISTRYやSOULFLYなどで引っ張りだこのトニー・カンポス(B)ががっちり土台を固めている。リズム隊においては特に派手なプレイは見られないが、何となくテッド・パーソンズ(Ds)を思い起こさせるような16ビートパターンがちょこちょこと使われているのは嬉しい。一方、トミー・ヴィクターが放つPRONG臭は気持ち控え目。いつものコッテリ濃厚なギターリフが少ない。なので、口あたりの良さでは過去最高だが、それで良いのかという。。ま、決して“らしさ”が消え去ったわけではないが、好きな人にはちょっと物足りないかも。