カリブ海の島国プエルトリコ出身のバンド、PUYAの2ndアルバム。本作でメジャーデビューを果たしている。ラテンミュージックとメタルのハイブリッドサウンドが特徴の彼ら、メンバー全員がパーカッションも叩く。さらにはホーンセクションまで取り入れている（これが効き目大）ので、ラテン色もバッチリだ。1曲目「Oasis」、スローなヘヴィリフのイントロで始まるが、ボーカルが入ると同時にラテン色がグッと高まる。そしてGソロでツービート疾走という楽しい展開。7曲目「Keep It Simple」はフルラテンナンバー。アコースティックギターやパーカッションのほかにフルートなども使い、憂いを帯びたメロディーが心にしみる一曲。かなり良くできたクロスオーヴァーアルバムだ。

＜Track 1＞Oasis