RAGE / Secrets In A Weird World
ベテラン個性派ジャーマンパワーメタラー、RAGEの4thアルバム。このバンド最大の特徴でもある親しみやすくも個性的なメロディは、前作「Perfect Man」と並んで本作でも顕著に表れており、そのクオリティはさらに高まっている。マンニ・シュミット(G)のギターワークも素晴らしく、リフとソロの両方でボーカルメロディに負けず劣らずのインパクトを与えてくれる。いわゆるメロスピといわれるようなスタイルとは全然違うが、メロディアスなパワーメタルが好きならばお薦めしたい。本作は前作とともに躍進期のRAGEを代表する作品であり、その溢れんばかりのアイデアと勢いが凝縮された名盤といってもよいだろう。