初期のハチャメチャなファンク・ロックというイメージは随分と後退し、持っていた音楽的センスが総合的に爆発したのがこの5thアルバムである。前作「Mother’s Milk」も名作だが、どちらかというとまだ勢いやノリ重視な面があった。（それはそれで激烈にカッコいい。）しかし今作は、そうした勢いをしっかりコントロールしながらグルーヴ感を残しつつも楽曲クオリティや感情表現を格段にレベルアップさせている。「Suck My Kiss」「Give It Away」「Under The Bridge」などなど、名曲も多数生まれた本作が歴史的名盤であることは間違いない。当然、このアルバムを聴かずしてレッチリを知っていると言ってはいけない。必聴盤！

＜Track 5＞Suck My Kiss

＜Track 11＞Under The Bridge