ROB ZOMBIE / Educated Horses
ロブ・ゾンビ(Vo)の約5年ぶりとなるソロ3作目。ここ数年はホラー映画の制作などに注力&脚光を浴びていた彼だが、久々に音楽活動を再開して本作を完成させた。そうした様々な活動経験が影響してか、それともMARILYN MANSONのジョン5(G)が加わったからなのか分からないが、以前のアルバムとはテンションが違うというか、図太いビートでノリノリに突き進むような感じではなく、全体的によりダークで落ち着いている。とはいってもロブ・ゾンビ節がそう簡単に消え去るはずもなく、お馴染みの個性的な歌声やノリは健在だ。特に7曲目「Let It All Bleed Out」などはこれまでの作風に近いだろう。彼はどんな作品を作っても一発で彼の作品と判るような唯一無二のカラーを持っている。それがよく分かるアルバムだ。