SADUS / A Vision Of Misery
数多くのメタルバンドに引っぱりダコのスティーヴ・ディジョルジオ(B)が、自分のバンドといえるのがこのSADUS。彼らの3rdアルバムである今作は、高い技術に支えられたデスラッシュサウンドが満載だ。サウンドプロダクションも良く、無数に詰め込まれた激音は、1音1音が明確に分離していて意外と聴きやすい。主張する硬質なベース音、チキチキと高速連打されるバスドラ、正確無比に刻まれるスラッシーなギターリフ、どれをとっても非常に、いや非情なまでにリスナーに向かって押し寄せてくる。このような音楽形態にもかかわらず、フレットレスベースを駆使したテクニカルな楽曲群は必聴!