SANCTITY / Road To Bloodshed
TRIVIUMのマット・ヒーフィーに見出され、MEGADETHのデイヴ・ムステインにも気に入られたというノースカロライナ出身の有望株、SANCTITYの1stアルバム。昔から使われているメタルの手法を堂々と駆使し、古き良き薫りを残しつつ現代に適応したセンス良くアグレッシヴに料理されている本作は、今だからこその産物なのだろう。それこそTRIVIUMに通ずる点は多いし、その他に3 INCHES OF BLOODや最近のSOILWORKなどの音楽性にも近い特長を持った、メタルど真ん中のヘヴィネスを繰り出してくる。フックの効いたリフの数々と弾きまくるギターソロはメタルファンを魅了して止まず、無条件に両腕を突き上げることになるのである。