SAVATAGE / Streets A Rock Opera
アメリカのバンドでありながらヨーロッパ的な香りを漂わせるSAVATAGEの6thアルバム。本作はコンセプトアルバムとなっており、アルバムタイトルが示すようにアルバム全体がオペラ的な構成をとっている。ヘヴィなギターサウンド、美しいピアノの旋律、コーラス隊の歌声、そしてジョン・オリヴァのボーカル、これらが織り成すドラマティックな楽曲群は、聴いていて思わずその世界に引き込まれてしまう。また、楽曲そのものがしっかりとしているため、コンセプトアルバムでありながら途中でダレることなく早送りのボタンに手が伸びることもない。テクニック云々ではなく、純粋に心打たれる名作である。