アトランタ出身のニューメタルバンド、SEVENDUSTの2ndアルバム。ボトムの効いたヘヴィでグルーヴィなリフが肉体的躍動感を煽りながらも、それらのリフは勢いで押しまくるタイプではなく、音使いやリズムなど細部に至るまで配慮の行き届いた実によくできたものなのである。そして、そこに乗るラジョン・ウィザースプーン(Vo)の黒人ならではの力強くもソウルフルなボーカルが、ときに激しく、ときに優しく感情豊かに楽曲を盛り上げる。FISHBONEのアンジェロ・ムーア(Vo)はSEVENDUSTの音楽性を“FISHBONE meets PANTERA”と表現したそうだが、まあ当たらずも遠からずといったところか(PANTERAってのはちょっと違うような…)。ただ、ソウルフルでアグレッシヴという意味ではその通りだろう。力作！

＜Track 2＞Denial

＜Track 6＞Waffle

＜Track 8＞Licking Cream