ニューメタル界ではそろそろベテランの域に入ろうかというところのSEVENDUSTによる5thアルバム。脱退したクリント・ロウリー(G)に替わってex-SNOT～AMEN～(hed)p.e.のソニー・メイヨ(G)が加入というメンバーチェンジを経ての本作だが、心配無用の彼ららしいサウンドが全開だ。まとまり過ぎていた感のある前作「Seasons」と比べてもよりダイナミックになり、熱い血の通った力強い本来のバンドの個性を引き出すことに成功している。ソウルフルでアグレッシヴなラジョン・ウィザースプーン(Vo)のボーカルは相変わらずで、単にヘヴィなだけではないバランスが良く完成度の高い楽曲の数々がそれをさらに引き立たせる。本作は、彼らの最高傑作ともなり得る素晴らしい作品だ！

＜Track 2＞Ugly