SHOOTYZ GROOVE / One
前作「High Definition」から10年ぶりとなる待望の4thアルバム。2006年頃から出る出ると言われながら一向にリリースされず、お蔵入り説もあったが無事にこうして日の目を見た。とても10年ぶりとは思えない、「High Definition」の流れを汲むスタイリッシュなミクスチャーを展開しており、2MCの巧さが相変わらず目立つ。ワウペダルをかましたギタープレイが醸す雰囲気など、まさにあのSHOOTYZ GROOVEサウンドと言っていいだろう。ただ、冒頭の経緯も手伝って過剰な期待を抱いたからかもしれないが、前作を越えるには至っておらず、悪くないねというのが正直なところだ。前作が名盤だったがための宿命である。