SLAYER / Divine Intervention
デイヴ・ロンバード(Ds)の脱退という衝撃的なニュースがあり、後任にex-FORBIDDENのポール・ボスタフ(Ds)を迎えた6thアルバム。リフやリズムが凝っていて細部を作り込んだという印象があるが、勢いや攻撃性は全く落としていない。「Hell Awaits」はりの4曲目「Dittohead」など、そのスピードで16分音符を刻み続けるのも大変だが、一部でツーバスを合わせてくる根性がSLAYERらしい。そのポール・ボスタフは、叩き方についてある程度の指示は受けているだろうが、デイヴ・ロンバードっぽさというのは意識することなく彼自身の個性を発揮している。とても彼ららしい強烈な作品である。